5月25日に左手甲を骨折し戦線を離脱していた日本ハム森本稀哲外野手(27)が、24日からのイースタン・リーグ、ヤクルト3連戦(戸田)で実戦復帰することが23日、わかった。順調な回復が確認できれば、今月中の1軍復帰の可能性もある。交流戦V2は逃したが、金子誠内野手(32)武田勝投手(29)らも復帰間近であることと合わせ、首位西武の追撃態勢ができつつある。

 背番号1がグラウンドに帰ってくる。5月25日の巨人戦で死球を受けてから約1カ月。森本がようやく実戦の舞台に立つ。すでに17日から打撃練習は開始しており、故障した左手1本でもスイングできる状態。「思ったよりもだいぶいいです」と、順調な回復に表情をゆるめている。

 バットを握れなかった期間もマイナス面だけではなかった。故障直後は走り込みなど下半身強化トレーニングがメーンだったこともあり、シーズン中ながらパワーアップに成功する“副産物”を得た。「3番で復帰しますよ」。“プチキャンプ”でつくり上げられた肉体をさすりながら、冗談交じりにニヤリと笑った。本人の意向もあってフル出場する方針。「(1軍に)行くときは万全で」と慎重な姿勢を見せるものの、チーム関係者は「存在が大きいし、重要な戦力」と話しており、問題がなければ今月中にも1軍に合流する見込みだ。

 この日で1ゲーム差となった首位西武追撃の臨戦態勢は整いつつある。森本と同じく左手甲を骨折していた高橋はすでに合流済み。左足鼠径(そけい)部に痛みを抱えていた金子誠もファームで先発出場を続けており、27日のリーグ戦再開をメドに1軍復帰することが濃厚だ。また、左手親指を骨折していた武田勝も順調に調整登板を重ねており、先発ローテーションとして戻ることが決まっている。交流戦終了後「パは差がない。これからが勝負」と話した梨田監督。疲労がたまる夏場の戦いに、フレッシュな面々が帰ってくるのは大きなアドバンテージになる。【本間翼】