日本ハムが、選手育成プランとして欧州サッカーの研究に乗り出すことが1月31日、分かった。藤井純一球団社長(59)と編成権を持つチーム統轄本部のメンバーが5日に渡欧。イタリアの名門ACミラン、フランスのグルノーブルら欧州サッカークラブへ“短期留学”し、育成法の助言などを求める。トップチームを頂点としたピラミッド形のユース組織などのノウハウを取り入れ、球団の選手育成システムにフィードバックするつもりだ。
狙いの1つが、北海道出身選手の育成にある。昨季で移転5年を経過し、一定の成果を挙げているが、さらに地域密着を図るには、地元出身選手の発掘、登場が必要と判断。九州出身選手が多いソフトバンクなど成功例もあり、今後の魅力的な球団づくりのプランの1としている。C大阪の社長を務めたこともある藤井社長は「地元の選手をどういう風に育成しているのか、システムを勉強する。今後の球団づくりに生かせたら」と説明した。
訪問先の1つのグルノーブルはフランス2部リーグに属し、06年には大黒(東京V)が所属していた。同クラブの祖母井GMは、97年から06年まで市原(現千葉)でGMを務め、イビチャ・オシム氏を招聘(しょうへい)するなど手腕を発揮した人物。同GMをたずねて、熟成された育成システムを一から学ぶ。さらにセリエAの強豪ミランやインテルにも足を運に、ユースの元GMなど幹部と接触する予定。スポーツの垣根を越え、球団強化の新たな道を探る。
[2009年2月1日12時32分
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