3日に心不全のため61歳で死去した元広島監督で楽天編成部長の三村敏之氏の通夜が6日、広島市安佐南区のサンセルモ玉泉院長束会館で営まれた。故人の人柄を示すように、200以上の供花が届き、教え子の阪神金本ら400人以上が参列した。

 三村さんの遺影は、地元放送局の解説者時代のものが選ばれた。喪主の洋子夫人が「珍しく笑っている写真だから」と選んだという。楽天島田オーナー兼社長は「控えめでしたが野球には情熱的で、仕事に清潔な方でした。チームがこれからというときに残念です」と話した。阪神新井も「ドラフト会議をテレビで見て、元気な姿を見た矢先でした。印象的な言葉?

 全部ですよ」と“恩師”の早すぎる死を悼んだ。

 7日に同所で告別式が行われる。弔辞は島田オーナー(代読)、山本浩二氏(野球評論家)、金本が務める。

 ◆主な参列者

 楽天島田オーナー兼社長、広島松田オーナー、衣笠祥雄、大下剛史、外木場義郎、木下富雄、北別府学、大野豊、江藤智、佐々岡真司、山根和夫、山崎立翔、金本知憲、新井貴浩、高橋建、山下大輔(敬称略)

 [2009年11月7日9時47分

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