楽天辰己涼介外野手(29)が連敗ストップへの道筋を作った。

初回無死一、三塁。オリックスの長身右腕ジェリーの2球目、外角高めツーシームを逆方向にはじき返した。「先制できるように1、2番がチャンス作ってくれたんで、なんとか1点取りたいなと」。先制&決勝の左犠飛を決めた。

安打性の打球だったが、スライディングキャッチした左翼来田の好守に阻まれ、適時打とはならなかった。それでも、5年連続でゴールデングラブ賞を受賞している守備の名手は「もうナイスプレーですね。素晴らしいプレーヤーだと思う」と相手をたたえた。

3回には初球を右前打として追加点を演出。5回も同様に初球を右前に運んだ。3打数2安打1打点で勝利に貢献し、打率は3割2厘まで上昇した。

この日は平日デーゲームとして開催された。球場では宮城県内の小中学生を対象にした職場体験が行われたほか、高校生、専門学校生向けの学校観戦プログラムも実施され、多くの児童、生徒が来場した。

そんな背景もあり、どんな学生だったかを問われると「僕すか? いや、僕の時代は携帯とかない時代やったんで(笑い)。プレイステーション? PSPばっかりやってました」。さすがに携帯電話はあったのではと追及されると「僕の時代はなかった」と再びとぼけた。

一方で無限の可能性を秘める児童らに向けては「自由に羽ばたいていってほしい」と人生の先輩としてアドバイスを送った。

チームは首位オリックスに完封勝ちし、連敗を5で止めた。「ズルズルいかないに越したことはないんで。ここで止められたのをきっかけに、ソフトバンク戦、すごく大事になると思うんで、勝ち越しできるようにやっていきたい」。今日15日からのソフトバンク3連戦に照準。安打を量産し、チームを上昇させる。【山田愛斗】

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