キャンプだよ、全員集合サバイバル!
中日森繁和ヘッドコーチ(55)が29日、2月のキャンプインと同時に投手陣全員に打撃投手をさせる指令を出した。「1日と2日に分けて、全員に投げさせる。ストライクが入らないやつは入れ替える」と、第1クールから1、2軍の入れ替えを行うことも明言。ベテランの山本昌や岩瀬も例外ではなく、1軍スタートの投手19人は、開幕1軍への生き残りをかけて初日から実戦形式で投げ込む。
北谷球場のマウンドが初日から生き残りをかけた戦場と化す。キャンプ地での合同自主トレを視察した森ヘッドが、投手陣全員にキャンプ初日から打撃投手をさせることを明言した。開幕1軍への生き残りをかけ、投手陣は第1クールからふるい落としにかけられる。
「初日、2日目に全員1人10分間、打撃投手をさせる。山本昌や岩瀬も例外じゃない。それで(1軍でキャンプを)できるかできないかを判断する。フリー(打撃)で投げればスタミナも分かるし、打者を相手にストライクが入らないと、ブルペンでも練習にならない。そういうやつは(2軍と)入れ替える」。
昨年よりも開幕が早いことを考慮しても、超異例のプランだ。森ヘッドはファームの投手陣にも同様に初日からフリー打撃に登板させて、“刺客”となる入れ替え要員を確保する。打者を抑えることは要求しないが、ストライクが入らない1軍投手は即、仕上がりのいい2軍組と入れ替えられる。
落合竜でも過去にない、早期サバイバル戦の開戦。12球団を見渡しても異例の指令を、軽く受け流すのが中日投手陣のすごいところだ。キャンプ1軍スタートの投手は山本昌、岩瀬らのベテランから山内、岩田、伊藤の若手まで19人。エース候補の吉見とチェンは初ブルペンが28日とライバルに比べて調整が遅れているが「そういうことも想定してやってきたので大丈夫」(吉見)、「いつでも投げられるように準備はしています」(チェン)と頼もしい。
3年目の山内も「まあ(サバイバルは)毎年のことですから」と平然で、2年目の伊藤も「一番若いから僕が最初ですかね?
でも、明日投げれば大丈夫。最終調整をして、しっかり投げたいです」と目を輝かせた。開幕1軍当落選上の選手にとってはいきなりのサバイバルだが、逆に首脳陣にアピールするチャンスでもある。果たして誰が残るのか-。ゴングはキャンプ初日から高らかに鳴り響く。【福岡吉央】
[2010年1月30日11時13分
紙面から]ソーシャルブックマーク



