<横浜3-4巨人>◇30日◇横浜

 巨人をあと1歩まで追い詰めたが、最後の最後に力尽きた。9回に勝ち越しを許しての1点差負け。横浜の尾花高夫監督(52)は「粘りは出たと思っています」と淡々と振り返った。「力はつけてきたと思う」。敗戦の悔しさよりも、感情を押し殺すように前向きな言葉を並べた。

 先発清水が意地のピッチングを見せた。5回まで毎回安打を打たれながらも阿部のソロ1本。6、7回は3人で抑えた。8回に2点を奪われ降板したが「尻上がりに良くなっていた。代える理由はない」と指揮官が決断した結果。責められる内容ではない。同点の9回は守護神山口を投入。勝利への執念を見せた。それでも勝てなかった。

 開幕1勝3敗。3敗はいずれも逆転負け。絶好の展開に持ち込みながらも勝ち切れない。この日も攻撃陣のバントミスや投手陣の与四死球が試合の明暗を分けた。「そんなに急にうまくいくとは思っていない」。冷静を装っていた尾花監督から、最後に本音が出た。

 [2010年3月31日9時15分

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