<ソフトバンク0-5ロッテ>◇7日◇福岡ヤフードーム

 ソフトバンク打線が今季初の完封負けを、苦手大嶺に喫してしまった。前夜まで5試合連続2ケタ安打だったが、この日は大嶺の前に沈黙。散発4安打、10三振を奪われる完敗に、秋山監督も「球持ちが長く、タイミングを外された」とお手上げ。昨年大嶺には3勝を献上しており、通算6度目の対決でも土をつけることはできなかった。

 “抗議”も空振りに終わった。試合後、秋山監督は「あれ、3段モーションじゃないか。一連の動作に見えるかなあ」と首をひねった。実はこの日の試合前、秋山監督は審判団と協議するシーンがあった。内容は大嶺の投球モーションについて。ソフトバンク側はモーションが止まっていると主張。1回裏の攻撃終了後にも秋山監督はベンチを出て、再度確認するほどだったが、審判団の判断は「問題ない」とされた。

 大嶺への苦手意識はぬぐい去ることはできなかった。だが、8日から再び打線爆発となれば、ショックは大きくない。

 [2010年4月8日11時39分

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