<横浜6-3中日>◇8日◇横浜

 横浜村田修一内野手(29)。これぞ男の4打点だ。まずは5回。内川の適時二塁打で同点に追い付き、なお2死三塁の好機に、中日朝倉のシュートをバックスクリーン左の場外までブッ飛ばした。推定150メートルの11号2ラン。本塁打は6月9日・ソフトバンク戦以来、実に1カ月ぶりだった。6回には2死一、二塁から右翼線へしぶとく落とす適時打。2点リードの8回2死にはダメ押し12号ソロを、左翼席に運んだ。

 チームの連敗を5で止める3安打だったが、3打点でも2度目で4打点は今季初めて。安打も14打席ぶりと、チーム同様、4番の不振は深刻だった。中日戦前の5日には、プロ入り初めて気合の丸刈り。「これだけ打てないのは経験ない。抜け出すのが大事。これがきっかけにできるようにしたい」と言った。お立ち台では「何とかチームのためになるように、頑張っていきます」と話し、ファンを喜ばせた。ファンにもチームにとっても待望の打棒復活だった。

 [2010年7月9日9時18分

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