<巨人9-1阪神>◇5日◇東京ドーム

 まさかの、そして久しぶりの黒星だった。阪神久保康友投手(30)の「不敗神話」がストップした。1回は3者連続三振でスタートしたが、2回に歯車が狂う。先頭ラミレスに死球を与え、阿部には際どい判定をボールとされての四球。思わずマウンド上で滑り止めをたたきつけ、悔しさが残る状態で落とし穴にはまった。

 無死一、二塁で高橋に粘られ、フルカウントの9球目。最後は内寄り148キロを右中間席最上段まで持っていかれた。痛恨の先制3ランを浴び、この回4安打で5失点を献上した。

 「あの取られ方は最悪。粘られて最後は良いところに投げられなかった」。4回には先頭長野に甘い146キロ直球を投じ、中越えソロを浴びた。4回6失点で降板し「投げミスが多すぎた」と猛省した。1勝1敗で迎えた巨人3連戦の3戦目。チームを首位に踏みとどまらせることができず、5敗目を喫した。自身の連勝は「6」でストップ。先発すればチームは11連勝中だったが、この記録も途切れた。

 3日早朝、兵庫・西宮市内の病院で第1子となる長男が誕生。出産には立ち会えず、写メールで愛息の姿を確認した。「プライベートと勝負は別ですから」と並々ならぬ決意でマウンドに上がったが、結果を残せず。「やられたのは仕方がない。反省して次頑張ります」と力を込めた。

 [2010年8月6日11時17分

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