速攻で日本一だ!

 中日の切り込み隊長・荒木雅博内野手(33)が26日、初回の先制攻撃でロッテを崩す決意を示した。巨人とのCSファイナルステージ、初回先頭打者で出塁、得点し、突破の立役者となった1番打者が、日本シリーズの流れをたぐり寄せる。

 ナゴヤドームでの全体練習で汗を流した荒木は4日後に迫った決戦へ向け、早くも集中していた。「やっぱり最初の打席っていうのは意識します。そう思ったからと言って打てるわけではないけど、結果的に大きいと思う」。荒木が見据えたのは日本シリーズ第1戦、1回裏の第1打席だ。20日の巨人戦、荒木は初回に左前打で出塁すると、先制のホームを踏んで4点の先制劇を演出した。後に落合監督が「初戦がすべてだった」と振り返ったほど大きなプレー。荒木の思いきりが真剣勝負から遠ざかっていたチームを“中17日”の呪縛から解き放った。

 前回、日本一となった07年の日本ハムとのシリーズでも4勝のうち3勝は荒木が初回に先制ホームを踏んだ。落合竜には「荒木で先制=勝利」という方程式が存在する。「とにかく体を万全にして、試合になったら壊れてもいいという覚悟でやる」。しびれる緊張の中で、大胆にプレーできる1番打者が日本一へと導く。【鈴木忠平】

 [2010年10月27日11時11分

 紙面から]ソーシャルブックマーク