西武佐藤爽投手(23)が1軍デビュー戦でいきなり初先発初勝利をなしとげてみせた。
風速は最大19メートル。それでも「初回の5球で何とか合いました。そんなに苦労しなかったです」と風を味方につけた。
アプリ「NPBプラス」ではスライダーの横変化値は最大73.9センチを、直球はシュート気味にふけることもあり54.2センチを計測する球もあり、ロッテ打線も対応は困難だった。
豊田清1軍投手チーフコーチ(55)は「よくやってくれました。本田圭佑が出てきた時くらいコントロールもいいし、我々としても四球を全く心配することもない。風もうまく利用できた。本当に神風が吹いたかな、みたいな感じで見ていました」とたたえた。
強風で乱れる投手も多いが「そういうことはできる子」と対応力も評価。「カウント悪くしてもちょっとマウンドを外したり、そういう立ち振る舞いも非常に良かった。(捕手の)柘植もよく引っ張ってくれました」と話した。
首脳陣は佐藤爽に対し、先発に加え、リリーフ起用も想定している。この日の好投を受け、西口文也監督(53)は「ローテーションの兼ね合いになってくる」としつつ「今日が良ければもう一度投げさせようと思っていた」と次回の先発起用を示唆していた。【金子真仁】
◆佐藤爽(さとう・そう)2003年(平15)2月9日、北海道生まれ。小学1年から野球を始める。中学時代は札幌豊平ボーイズ所属。札幌山の手では甲子園出場なし。星槎道都大に進み、4年春のリーグ戦でMVP獲得。24年育成ドラフト4位で西武入り。1年目の昨年は2軍で9試合登板して4勝1敗、防御率2・05。26年4月30日に支配下選手に昇格した。178センチ、82キロ。左投げ左打ち。影響を受けた選手はヤクルト石川。



