巨人のドラフト1位沢村拓一投手(22)が24日、ヤクルトとの実戦形式の合同練習に先発し、5回2安打1失点(自責0)で快投を演じた。先頭打者の青木には初球から3球連続で150キロ超えの直球を投げ込み、全開モード。プロ入り後最速の154キロをマークし、自慢の剛速球を見せつけた。中大4年時に自身最速157キロをマークした神宮のマウンドで躍動し、「傾斜とかもわかっていましたし、体が知っているので、投げやすかったです」と、頼もしく話した。
対外試合で初めてセ・リーグの打者を相手にしたが「5回で2本ぐらいしか打たれてないので。真っすぐもファウルになってたし、変化球で空振りもとれたのはよかった」と手応えを口にした。この日の87球中、空振りとファウルは全投球の約3分の1を占める27球。4月12日に開幕が再延期され、その相手となるヤクルト打線を封じ込んだ。
東日本大震災の影響を考慮し、二転三転する日程にも動じない。前日23日、チームメートとJR水道橋駅で募金活動に参加。登板を翌日に控え、寒さも厳しかったが「大変とは思わなかったです。持っていた募金箱は、お金以上に重く感じました。微力ですけど少しでも力になれたら」と、自らの思いを話した。
球場を引き揚げる際には「(開幕日が)決まった以上はそこに合わせてやるだけです」と力を込めた。プロ初登板は沢村にとって晴れ舞台に変わりはない。新人らしく、思いきって前に突き進むだけだ。【斎藤庸裕】



