横浜のドラフト1位須田幸太投手(24=JFE東日本)が4日、6人目の先発候補に浮上した。初の1軍合流を果たし、チームの広島遠征に帯同。マツダスタジアムで汗を流した。

 2日の2軍ロッテ戦で先発したばかりのルーキーを招集したのは、5月17日の交流戦開幕まで6連戦が続く日程をにらんでのものとみられる。先発5人態勢の今季、大家、三浦、山本、高崎、真下は確定。しかし順調に日程を消化した場合、5人ローテでは、火曜日に登板した投手が、中4日でその週の日曜日に投げる形が続く。ベテラン三浦、大家の体力回復、ローテ経験の少ない高崎、真下の負担軽減のためにも、もう1枚の先発を準備することは不可欠。清水が左膝痛で2軍調整の中、ファーム2試合で無失点と好投した新人右腕に白羽の矢がたった。

 尾花監督は「(広島との練習試合)3つの中で先発として投げさせるつもり」と、自らの目で状態を確認する予定。須田は「このチャンスを生かして、結果を残したい」と力を込めた。