巨人のドラフト1位沢村拓一投手(23=中大)が8日、悔しさを残して公式戦への最終調整を終えた。開幕前のラスト登板として横浜との練習試合に先発。4回5安打3失点で、直球の最速は150キロ止まりだった。3四球で制球も定まらず、「悪いところがすべて出たので、この経験をしっかり生かして次につなげていけたらいいと思います」と、唇をかんだ。

 「開幕1軍」の目標に向け、階段を着々と上ってきた。実戦で登板を重ねるたびに評価は上昇したが、最後に試練が待っていた。3回、4番村田に対外試合では初めてとなる本塁打を浴び、初の自責点も記録。先発の須田にも適時打を浴びた。4番と投手に打たれるという結果で相手を勢いづける、苦い経験となった。

 それでも川口投手総合コーチは「シーズン入ってビシッとやってくれればいい」と、信頼は厚い。紅白戦を含めて実戦6試合で22回を投げ4失点(自責点3)、防御率は1・23と安定感抜群だ。

 公式戦デビューは中6日で15日の広島戦(マツダスタジアム)が濃厚。「チームの戦力となれるように1年間戦っていきたい」。公式戦初登板の晴れ舞台に向けて前を見据えた。【斎藤庸裕】