<横浜5-4中日>◇12日◇横浜

 落合竜がショッキングなサヨナラ負けで2年連続黒星発進だ。4-4の同点で迎えた9回、ベンチは絶対的なセットアッパー浅尾拓也投手(26)を送った。3時間30分の時間制限がある今季、残り30分となった時点で切り札を投入した。だが、1死から連打で一、三塁のピンチを招くと、最後は伏兵・内藤雄太外野手(27)に中前打を浴びてしまった。

 浅尾

 ずっと調整してきたんで…。1試合目の緊張感はありましたが、いい場面で使ってもらっているんで抑えないといけない。

 敗戦後、浅尾は1人で責任を背負い込んだ。昨季72試合に登板して12勝3敗、サヨナラ負けが2度しかなかった右腕が、いきなり初戦でつまずいた。浅尾だけではない。グスマンの3ランなどで4回に逆転したが、先発ネルソンが6回に4点目を奪われ同点とされた。9回には無死一塁から谷繁が送りバント失敗で痛恨の併殺…。らしくないミスが出たのは事実だった。

 ただ、落合監督は泰然自若としていた。

 落合監督

 まあまあじゃないか。もうちょっとボロボロになるかと思っていたけどな。そんなに重く受け止めていないよ。144試合、まだ始まったばっかりじゃん。

 昨季、阪神、巨人とのデッドヒートを最後の最後で制し、あくまで144試合を見通しているようだ。

 就任8年目の開幕は初めてビジターとなったが、東京都内の自宅には早朝から長男福嗣さん夫婦が激励に駆けつけてくれた。新妻・花織さんが「景気づけ」にという意味で作ってくれた「ケーキ」を食べ、信子夫人らと決意のハイタッチで出陣した。球団史上初の連覇を誓った常勝指揮官。1つの黒星ぐらいでは揺るがない。【鈴木忠平】