<横浜7-8中日>◇13日◇横浜

 横浜があと1歩及ばず、11年ぶりの開幕2連勝を逃した。1点差で迎えた9回1死二塁の好機。前日12日に続くサヨナラ勝ちへの期待で、横浜スタジアムのボルテージは最高潮に達したが、中日の守護神岩瀬に抑えられ、2日連続の劇的勝利はならなかった。それでも尾花監督は「今日もあきらめない気持ちが出ていた。これからもファンが最後まで何が起こるか分からないゲームをしていきたい」とスッキリとした表情で気持ちを切り替えた。

 ファンを最後まで帰らせない演出をしたのは、助っ人ターメル・スレッジ外野手(34)だった。3点を追う1回に追撃2ランを放つと、再び3点差をつけられた3回に、2打席連続となる同点弾。7回にも2ランを左翼席にたたき込み、全打点をたたき出した。自身初で球団タイ記録の1試合3発だったが、「チームの勝ちにつながらず残念」と無念の表情を浮かべた。

 震災発生後、米国へ一時帰国したが、3月22日に再来日。この日はエミリア夫人と息子のティー君が観戦に訪れた。「子どもの前でいい姿を見せられてよかった」と笑顔をのぞかせた。横浜で2年目となる今季。「チームの雰囲気がよくなっているのは確か。これからも勝ちにこだわってやっていきたい」と力を込めた。【佐竹実】