<巨人1-8横浜>◇10日◇上毛敷島

 エースならエースの負け方がある。巨人東野峻投手(24)が苦しんでいる。5回2/3KO。3戦連続の6失点以上で、7失点は自己ワースト。開幕投手として勝利して以来、3連敗。チームは火曜日4連敗。56年ぶりの敷島球場を「結果がすべてですから」と言葉少なに後にした。

 川口投手総合コーチは言う。「走者を置くと自分を疑うところがある。堂々と。投げ方にもエースの投げ方がある」とエースの振る舞いを求めた。導入したワインドアップは威力十分。だからこそ、今季初の2ケタ10K。だが、負の連鎖に陥っている。

 1イニング3失策に踏ん張れない。6回だ。先頭の村田は三塁失策。併殺で2死走者なしとするが、吉村は三振振り逃げ(失策は捕手鶴岡)。直後に自身の一塁へのけん制悪送球で2死二塁。1イニング3失策は04年7月23日横浜戦以来のふがいなさ。そこから内藤に敬遠気味の四球、勝負の細山田に適時二塁打、さらに代打藤田に2点適時打…。走者を残して降板した。

 前回3日の阪神戦でクリーンアップに3連続本塁打を喫し沈没。その時も2死からの3発。この日の3回も2死走者なしから3失点。6回も2死から4失点だ。原監督は「2死から…。あの辺は踏ん張らないとね。(3失策を)カバーするのが本来の…」と、動じないエースを求めた。

 相手はプロ未勝利だった真下。開幕投手として横綱相撲で下すべき相手だった。それがプロ初勝利を献上。チームでは広島の今村と福井に続く3人目だ。真のエースになるために、今こそ試練の時だ。【金子航】