<オリックス3-2巨人>◇12日◇京セラドーム大阪
巨人沢村拓一投手(23)が、被本塁打と援護のなさに泣いた。1-1の8回。2死からT-岡田に二塁打を浴び、2死二塁で打者・北川。カウントは2ボール2ストライク。5球目の直球を待つ阿部は中腰で構えた。だが、ミットは投球と同時に真ん中に下がった。結果は決勝の2点本塁打。つり球でファウルか空振りを狙った、阿部のプランは粉砕された。沢村は「ボールでもストライクでも際どいコースに投げないといけなかった。力んで甘くなってしまいました」と制球ミスに反省の弁を述べた。
次打者はそれまで3三振の李。カウント2ボール1ストライクの時点で、阿部はマウンドに行き、まずは慎重ながらも「北川勝負」し、不利なカウントになれば四球も考えると確認。原辰徳監督(52)も「歩かし、というシグナルはない」と勝負の姿勢を後押しする。だが、本塁打の直後、李はこの日4つ目の三振に倒れる。あまりに皮肉な結果だった。
それにしても、援護がない。沢村の登板した10試合中9試合連続で1ケタ安打。原監督も「同じような展開だもんね、いつも。もう少し、みんなも育てられてきたわけだから、ベテランクラスが(沢村を)育てないとね」と打線の奮起を促した。ベストメンバーがそろっても2連勝はならなかった。新人にも痛恨の5敗目が刻まれた。【金子航】



