巨人内海哲也投手(29)が22日、登板が予想される24日の阪神戦(東京ドーム)を前に、情報戦に乗り出した。今季は新球フォークを武器に、リーグ単独トップの12勝をマークするが、阪神戦での鍵になる球種について「秘密です」と黙秘。今季は封印中のカットボールには「それは…。どうでしょうね」と不敵な笑みを見せた。首位ヤクルト追撃のためには重要となる決戦を前に封印を解くのか-。内海の投球が注目される。
「勝ちたいですね」と引き締めていた内海の表情が、不敵な笑みに変わった。阪神戦での鍵になるボールについて聞かれ「秘密です」とニヤリ。今季は新球フォークが威力を発揮し、12個の白星を重ねてきたが、自身にかん口令を敷いた。「(チームの)状況は把握していますが、自分のピッチングができるように」と話すだけだった。
敏感に反応したのは、「直球の感覚が狂うので」と今季は封印してきたカットボールの話題だった。阪神戦で使うかという問いに「それは…。どうでしょうね」とまたもやニヤリ。今季は封印中で、実際に投げるかは微妙だが「阪神にはマートンや新井貴さんや関本さんとか、右の強打者がいますから。インコースをしっかり攻めていかないと、勝負できないですよね」と解禁に含みを持たせるように話した。
決戦を前にした情報戦だった。昨季は阪神とのCSファーストステージの直前練習でフォークの練習を開始。シーズン中には1度も投げなかった球種だったが「あったらいいなと思って。あると思わせるだけでも違う」と言った過去がある。この日はブルペンで57球を投げたが、カットボールは1球も投げなかった。解禁か、封印か。真相は謎に包まれたままだった。
阪神戦には並々ならぬ闘志を燃やす。シーズン前の練習試合で計9回12失点で打ち込まれ、シーズン序盤の阪神戦は先発を2度回避。4日に先発で今季初白星を挙げたが「これからが大事」と満足はしていなかった。今季は東京ドームでは4試合で3勝無敗、防御率0・56と好成績をマーク。地の利も後押しする。「頑張ります」。球場を後にする内海は戦闘モードに入っていた。【久保賢吾】



