<横浜1-3中日>◇28日◇横浜スタジアム

 あいさつ代わりの1発だった。横浜筒香嘉智内野手(19)が7回、バックスクリーンに今季1号のソロを放った。この日、昇格したばかり。今季初安打は高く、大きな放物線の本塁打だった。「バットを内側から出すということを2軍で白井監督と波留コーチとやってきた。それが出せたと思う」。納得の一打だった。

 昨年は新人王を取らせようという配慮から、1軍での起用が限定された。だが、今季は違う。高木打撃コーチは「低迷する打線のカンフル剤になってほしい。やってくれそうな雰囲気がある」と、必要な戦力として1軍にいることを強調した。

 この日、横浜は自力でのクライマックスシリーズ進出が消えた。そんな状況でも筒香への歓声はひときわ大きかった。やはり、ファンが見たいのは横浜の未来。尾花監督も「期待が持てる内容だった。次の試合も今日みたいな形になると思う」と5番一塁手でのスタメン起用継続に異論はなかった。