“15文キック投法”でアッポ~!?
広島の新外国人キャム・ミコライオ投手(27=米大ダイヤモンドバックス傘下3Aレノ)が27日、スタビノア外野手とともに入団会見に臨み、規格外のビッグな肉体を披露した。日本球界最長身の205センチで、足のサイズは14インチの35・6センチ。文換算では14・8文に相当する。巨人投手でもあったプロレスラー、ジャイアント馬場の代名詞「16文キック」をほうふつとさせる迫力で、相手打者を踏みつぶす!?
オオ、ジャイアント!
マツダスタジアムの1室で行われた新外国人の入団会見。見事なヒゲをたくわえた205センチ右腕が頭を下げて入室し、窮屈そうに腰を下ろした。
ミコライオ
これだけの背を生かして、相手バッターを威嚇したい。
昨年11月に結婚したばかりのティファニー夫人(30)からも、メジャーとマイナーを往復する生活に区切りをつける日本挑戦を後押しされた。「家族を持ったばかり。地に足を着けたい」。契約期間は1年。新天地にかける思いは強い。
地に着ける足のサイズも規格外だった。会見後に本拠地のマウンドを、14インチのデカ足で確かめ「問題ない。土も高さも気に入った」とニヤリ。14インチは約35・5センチで約15文。2メートル超の長身に、ジャイアント馬場の“16文キック”に迫る“15文キック投法”で打者に襲いかかる。
実は中学入学時の身長は170センチほどだったが、足は現在とほぼ同じだったと振り返る。「恐怖感を覚えたよ。バランスが悪い体になるんじゃないかと」と思春期の悩みを苦笑いで吐露した。専門家も驚きの声を上げる。広島時代の05年から09年まで黒田(現ヤンキース)のスパイクなどを担当したSSK入社20年目、ベースボール事業部の風間氏は「それは規格外…。正直、日本のメーカー、国内で35・5センチの金型はないんじゃないか」と言う。
2月1日からの沖縄1軍キャンプを前に「用具がそろっていたらブルペンに入りたい」。最速99マイル(約159キロ)の真っすぐでイチローを三振に仕留めた実績もあるだけに、日本で開花する可能性も秘めている。コイのガリバー投手が「相手を打ち負かすことが生活に直結する」とむき出しの闘争心でマウンドに立つ。【佐藤貴洋】
◆キャム・ミコライオ
1984年5月10日、米モンタナ州ウルフポイント生まれ。06年ドラフト18巡目でマリナーズに入団。08年にオリオールズに移籍し、同年メジャーデビュー。昨季はダイヤモンドバックスでプレーし、6試合に登板し0勝0敗1ホールド、防御率6・75。メジャー通算29試合で0勝3敗、防御率4・83。205センチ、115キロ。右投げ右打ち。



