焦らず、慌てず、普段どおりに-。巨人杉内俊哉投手(31=ソフトバンク)が16日、紅白戦で先発。今季初となる打者との対戦は2回を投げ2安打2四死球を与え、2失点を喫したが「今日なりに抑えにいった結果だけど、あまり気にしてません」と、平然と振り返った。
巨人の「18番」にふさわしい貫禄の投球も要所で見せた。初回の2番打者・松本哲に対し、外角低めいっぱいの直球で簡単に追い込み、3球目は外角スライダーであっさり捕飛に仕留めた。ただ、あくまでも調整、確認作業で「ブルペンのまま。そこに打者が立っていただけです」とさらり。2回は2死から四死球で走者を出し、実松に外角直球を狙われ「2アウトからの失点は避けたかった。できることなら0点でと思っていたので」と、少しだけ悔しがった。
キャッチボールパートナーの高木康は言う。「シュート回転のボールは1球もない。全部きれいな回転ですよ」。適時打を放った実松も「きれいな真っすぐ。打ったのは、まぐれです」と、印象を口にした。女房役の阿部は「2イニングだけだから(球種は)満遍なく。いい球もあった。変化球はこれからだね」と説明。初回は直球を多用し、2回はあえて変化球主体に切り替えテストした。
次回は、沖縄移動後となる22日の練習試合の韓国・ハンファ戦での先発が有力。さらに原辰徳監督(53)は「東京に帰って1戦目に投げるのは決まっている」と、今季の東京ドーム初戦となるオープン戦、西武戦の先発を予告した。「現時点では非常にいい」。指揮官の言葉からも杉内への信頼にブレはない。【為田聡史】




