日本ハムの稲葉篤紀外野手(39)が28日の楽天4回戦(Kスタ宮城)の初回、ヒメネスから右前安打を放ってプロ野球39人目の通算2000安打を達成した。大卒(社会人経由含む)では9人目となり、39歳8カ月での到達は古田と並び5番目の年長記録だ。初安打はヤクルト時代の95年6月21日の広島13回戦(広島)で紀藤から打った本塁打。その試合は稲葉のデビュー戦で、右本、右安、左飛、右安と初打席本塁打を含む猛打賞。初打席本塁打で2000安打達成は高木、駒田に次いで3人目。猛打賞デビューで達成も新井、駒田に次いで3人目になる。今季の稲葉は打率3割7分4厘と打撃好調で、現在パ・リーグの打率1位。2000安打到達日に首位打者だったのは、71年5月25日長嶋、東映時代の72年8月19日張本に次いで3人目だ。2人はその年に首位打者のタイトルを獲得したが、稲葉はどうか。

 稲葉に続くのが現在1994本のヤクルト宮本慎也内野手(41)。稲葉は法大から94年ドラフト3位でヤクルト入りし、宮本もその年のドラフト2位でヤクルトへ入団。同じ年に同じ球団へ入団した同期2人が2000安打を達成すれば、69年に阪急へ入団した加藤(ドラフト2位)と福本(同7位)に次いで2組目になる。福本は83年、加藤は南海でプレーした87年に2000安打を記録したが、稲葉と宮本は同じ年に達成しようとしている。