藤浪君、合格～！

　阪神ドラフト１位の藤浪晋太郎投手（１８＝大阪桐蔭）が１７日、登板予定のない練習試合の楽天戦（宜野座）でベンチ入りした。５回裏終了まで和田監督の隣に座り、戦況を見ながら配球のレクチャーを受けた。「配球で自分だったら、次はこういうのを投げるかなというのは考えながら見ていた」と、おじけづくことなく意見を披露。和田監督を「たまに質問しても、パッと答えが返ってくるね」と感心させた。

　初めてのベンチ入りで、プロの厳しさも痛感した。球威があっても、打者が打ち返す様子を目にした。「甘い球は捉えられますし、高低とかコースというのがあらためて大事だなと感じました」と、プロのレベルの高さを実感した。

　キャンプ第３クールのこの日はブルペンで捕手を座らせ６０球を投じた。順調ならば第４クール中に、打撃投手を務めることになる。配球理論を実践する日まで、着々と準備を進める。