右肩痛や背中の張りで2軍調整中の阪神新井貴浩内野手(36)が10日、鳴尾浜で本格的な屋外フリー打撃を再開した。筒井2軍内野守備走塁コーチの球を28スイング後、マシンに対し19スイング。計47スイングで柵越え4本。すべて左翼へ放り込んだ。一塁へのノックも軽快にさばいた。

 新井は「何もない。特にない」と多くを語らなかったが、力強いスイングが戻ってきたのは順調な証し。平田2軍監督は「屋外で振るというのはゲーム出場が近くなってきた。明日(11日)の状態を見て、火、水の練習を見て、それからだな。どれくらいから実戦になるか」と説明。権田トレーナーも「どこかでシートノックに入ると思う」と話した。

 開幕1軍への青写真が見えてきた。今日11日の休日は積極的休養に充て、12、13日のウエスタン教育リーグ、ソフトバンク戦(鳴尾浜)の試合前に、シートノックに入り、早ければ15日の同中日戦(ナゴヤ)で実戦復帰する見込み。順調にいけば、開幕1週間前の22日オープン戦オリックス戦(京セラドーム大阪)から1軍に合流する可能性が出てきた。