球界を揺るがしている統一球問題が、プロアマ関係にも飛び火する可能性が出てきた。日本学生野球協会は18日の理事会後、元プロ選手のアマチュア資格回復についての会見に、NPB加藤良三コミッショナー(71)の出席を検討してきたが、立ち消えになったことが16日、分かった。

 同日の理事会では、1月から検討を重ねてきたプロ、アマ双方の研修制度について最終的な承認を行う予定。これまでプロ退団後、高校指導者になるには教職免許を習得した上で2年間教壇に立つことが必要だった。これを大幅緩和し、プロアマが定める双方の研修を受ければ、すぐにでも指導者就任が可能になるように規約を改正する。

 プロアマ関係が劇的に雪解けする歴史的な日に、当初は加藤コミッショナーと日本学生野球協会・八田英二会長が同席する予定だった。だが、今回の騒動で混乱を招く可能性もあり、計画は消滅した。研修内容については、すでにプロアマ双方で基本合意しているため承認される見込みだが、統一球騒動を受けて同協会理事会に出席する21人の理事、幹事から異論が出ることも否定はできない。アマ球界にも、思わぬ余波が広がった格好だ。