<中日1-2阪神>◇25日◇富山

 阪神日高剛捕手(35)が巧みなリードで能見を勝利へと導いた。移籍後、初となるバッテリーだったが、直球を意識させ、チェンジアップ、フォークを効果的に使う配球で相手打線を手玉に取った。5回、2死一、二塁のピンチでは代打井端をチェンジアップで遊ゴロに仕留めた。

 「やっぱり、いい投手だよ。能見に助けられた部分が大きいしね。俺のことはいいでしょう」

 日高はそう言って謙遜したが、正捕手藤井彰をあえて外した和田監督も、その働きぶりを絶賛した。

 「きょうは日高。特に左投手のリードができる捕手なんで、そういうことも考えたからね」

 黒田ヘッドコーチもしてやったりの表情だった。

 「配球面とかを変えようと思ってな。うまくいっただろう」

 傾向が出やすい配球パターンを、阪神ベンチは捕手交代により変化をさせた。その意図に日高が見事に応えた。連敗ストップに陰の主役がいた。