<伊達市の聖光学院卒

 歳内宏明

 阪神投手>

 東日本大震災の発生から今日3月11日で3年を迎える。被災地は少しずつ復興へ向かっているが、今なお元の状態からは遠い地域も少なくない。東京電力の福島第1原子力発電所を抱える福島県は、風評によるものも含め、甚大な被害を受けた。野球界にも、福島県出身の選手、指導者がいる。彼らに、故郷の「今」と、目指す「未来」を語ってもらった。(1)学校が田んぼの中にあったので、特に壊れた建物はありませんでした。もちろん部屋の中はいろいろ壊れたみたいですけど、しばらく室内に入れてもらえなかったので状況は分かりませんでした。(2)毎年、年末には学校へあいさつに行きます。昨年も行きましたけど、震災の前とそれほど違いがあるわけではありません。(3)目の前のことを積み重ねていくしかないと思います。ニュースに出て、見てもらえるような活躍をしたいと思っています。(4)福島の人もかわいそうだと思ってもらいたいわけではないと思います。震災があったということを、心の片隅であっても置いていてもらえたらと思います。※(1)3年前は、どこで何をしていたか(2)故郷の現状(3)復興へ向け野球人としての目標(4)全国の人に訴えたいこと