日本ハムのホアン・ミランダ内野手(31)とアンソニー・カーター投手(28)が今季限りで退団することが20日、分かった。球団側は来季の戦力構想から外し、契約を打ち切ることを決めた。近日中に両者は帰国する。ミランダはキューバ出身の左の強打者で昨秋の入団テストを経て獲得した。中軸候補の1人だったが116試合出場で打率2割2分7厘、14本塁打。57打点にとどまった。

 カーターは勝利の方程式の一角を担える戦力と期待。常時150キロ台後半の直球が武器の右の剛腕として、開幕直後の4月にパドレス傘下から補強した。48試合登板で20ホールドポイント、5敗で防御率3・97。45回で24四球と中継ぎとしては致命的な制球難が、戦力外と判断する決め手になったとみられる。今季は8月にアブレイユも退団しており、助っ人5人のうち3人が去ることになった。

 来季以降の強化へ向け今後、新外国人選手の選定などを行っていくもようだ。今季加入したメンドーサは2年契約。クロッタは、球団が契約更新するか否かの選択権を持つオプションを保有。それを行使することが確実で、2投手は残留が決定的だ。