佑ちゃんが陳謝で、裸一貫での再スタートを切った。日本ハム斎藤佑樹投手(26)が3日、札幌市内の球団事務所での契約交渉に出席。300万円ダウンの年俸2500万円で更改した。選手生命の危機に陥った右肩関節唇損傷から今季カムバック。再起を期したが先発ローテーションに定着できず2勝1敗に終わった。交渉で期待していた球団幹部らに謝罪。2年連続の減俸を受け入れケジメをつけた。

 姿勢を正し、わびた。「今年1年、活躍できずにすみませんでした」と頭を下げ、サインした。12年に患った故障から昨季は未勝利。今季は再飛躍を見込まれていたが中村、上沢ら若手の台頭もあり6試合登板にとどまった。「その結果は貴重な経験になった」。重ねた白星は2つだが、1度は見たどん底から、はい上がった。「まだまだスタート地点とはいえ1年、1年が勝負」と来季を読む。

 元来タイプは先発だが、輝く場を広げる役回りも視野に入れた。「優勝するために自分の役割を果たす。それ(役割)は監督が決めること。どこでもやります」。こだわりある持ち場から中継ぎへ配置転換されてでも、戦力として貢献したい考えも芽生えた。早期調整で来年1月には投球練習を始め勝負の1年に備える。「球団にために頑張るという気持ち」。有言実行の1年にする。【高山通史】