快勝の中に課題も出た。阪神の必勝リレーだ。ドミニカ共和国出身の3人がポジションを競うが、侍ジャパンの洗礼を浴びたのは新外国人のロマン・メンデス投手(26=レッドソックス3A)だ。3点リードの7回に登板し、難なく2死を奪った後だ。中田にスライダーを完璧にとらえられ、左翼ポール際に運ばれた。来日初被弾を「低くいきたかったけどしっかりとらえられた」と渋い表情。速球もスライダーも打ち頃の高さで、まだ危うさが漂う。

 8回に登板した守護神候補のマテオも、いきなり安打、死球でピンチを招き、1点を失う不安定な内容だった。「状態は上がってきている。調子を上げていかないと。なるべく多く試合に投げたい」と話した。

 上がり目を見せたのは9回を託されたドリスだ。今季2戦で失点していたが、この日は3者凡退。安定感を見せつけた。「自分のポジションをまず、つかみ取りたい。3人がいいところで投げられればいい」。

 開幕で誰が抑え、セットアッパーを務めるのか。それとも…。助っ人トリオが最有力であることは間違いないが、香田投手コーチも「競ってもらえたらいい」とレベルを上げてのバトル展開を期待。17年版方程式完成の行方が注目される。