日本スーパーフェザー級王者内藤律樹(23=E&Jカシアス)が世界戦経験者のベテランを下した。

 13年にWBC世界ライト級王座に挑戦した荒川仁人(33=ワタナベ)と対戦。ジャブの差し合いで口火を切り、4回からアッパーを生かして攻勢となった。その後は接近戦で荒川の粘りにあい、クリンチでしのぐ場面もしばしばだった。終盤は若さで動いて有効打を当て、判定となったが3-0で勝利した。

 「勝つことが一番だったが、相手の気持ちも強かった。接近戦でもらわないようにしないといけない。スッキリしない試合だった」。ポイントは3、4、6と差があったが、喜びはもう一つだった。