プロボクシングの元WBA世界ライトフライ級王者、具志堅用高氏(60)の国際ボクシング殿堂入りを祝う会が29日、都内のホテルで行われた。

 13回連続防衛の日本記録を持つ具志堅氏は、6月に米ニューヨークで日本人4人目の殿堂入りを果たした。祝う会には、WBA世界スーパーフェザー級王者内山高志ら現役の日本人世界王者4人を含む世界王者13人や、タレントの片岡鶴太郎、プロ野球広島の元監督の山本浩二氏ら約250人が出席。福田富昭レスリング協会会長の音頭で乾杯が行われ、受賞を祝った。

 具志堅氏は「殿堂式典から帰ってきたら反響がすごかった。自分の力になった。これからは、ジムから世界チャンピオンを出すよう頑張っていきたい」と話していた。また、殿堂入りについて「ファイティング原田さん以来、日本人の殿堂入りがなかったので、もう殿堂入りはないなと思っていたところに話があってビックリ。現地に行かないとわからない、すばらしい殿堂入りの式典だった」としみじみと話した。

 内山、山中と13回の防衛記録に迫る防衛を続けている2人に対し「頑張って記録を伸ばして欲しい。13回の防衛記録を塗り替えて、後に続く殿堂入りをしてくれるんじゃないかと期待している」と話していた。