WBO世界スーパーフライ級王者井上尚弥(22)のいとこで、アマ5冠の井上浩樹(23=大橋)が19日、プロテストを受検した。

 井上は、33人の受検者のうちただ1人、デビュー戦から6回戦を戦うことができるB級を受検。大橋ジムの6回戦遠藤健太郎を相手に3回のスパーリングと1回のシャドーボクシングを行った。スパーでは3回終了間際に、右ボディーが当たったところでレフェリーが試合を止めるなど、アマ5冠の実力を見せつけた。「尚弥たちに、プロテストに落ちたら試合ができないと脅されていたけど、やってみたらいつも通りの感じでよかった」とほっとした表情で話した。大橋会長は「合格したら、12月29日の世界戦でデビューさせる。じっくり育てたい」と話していた。