大相撲の元大関把瑠都のバルト(31=エストニア)が、総合格闘技デビュー戦を白星で飾った。

 2日前に対戦相手が、ジェロム・レバンナからピーター・アーツに変わったが、初回から巨体で圧倒。ぶちかましから、柔道の足技で素早く倒し、終始上から圧力をかけ続けた。2回にはアーツの裸絞めから、後ろ向きにパンチを繰り出し脱出。相撲、柔道の技術を駆使して、総合への高い適応能力を見せつけた。

 「3回戦ったのは、問題なかった。1回で決めたかったけどね。(相撲、柔道技は)見ての通り。経験があるからできた」と満足そうに話した。