新日本プロレスの永田裕志(48)が14日、埼玉・和光市の清龍寺で18日開幕のG1クライマックス26へ向け必勝祈願の護摩行を行った。

 不動明王を祭る清龍寺は平安時代から続く名刹(めいさつ)で、乃木希典大将が日露戦争で出撃する前に、体を清めたことでも知られる滝行と護摩行の名所。白い修行着姿の永田は、森田詠龍和尚のたく護摩に合掌。灼熱(しゃくねつ)の炎の前で約30分間、約1カ月と長丁場のG1の完走と優勝を念じた。

 行が終わり、永田は森田和尚に「あなたはしっかりと最後まで不動明王とふれあっていましたね。今日いただいたパワーで、明日からの人生を切り開いてください」と励まされた。永田は「熱いのが苦しく感じないのが不思議。一瞬、無になったような瞬間があって、不動明王が私の体に降臨した。まさに怖いものなしでG1に臨める」とすがすがしい表情で話した。

 今年で18年連続18度目と、連続出場の最多記録を更新する永田は「護摩行で、目標に向かって戦う態勢をつくった」と満足そうだった。