プロボクシングの協栄ジム金平桂一郎会長(50)と、同ジムと所属契約を結んだ元WBO世界バンタム級王者・亀田和毅(25)が20日、都内の日本ボクシングコミッション(JBC)を訪れ、ボクサーライセンスの申請を行った。

 亀田3兄弟は、13年12月に行われた次男大毅氏の世界戦で混乱を招いたとし、ジム会長らが事実上のライセンス剥奪処分を受けたことで、国内で試合が出来ない状況が続いていた。和毅は今月15日にメキシコで約1年ぶりの再起戦を行い、1回TKO勝ちしたばかり。「日本で3年近く試合をしていない。1日でも早くファンのみなさんの前で戦いたい」と話した。

 金平会長は「これだけ海外経験のある選手はいない。すぐにでも日本のリングに上げたいし、2階級制覇、3階級制覇をさせるのが私の仕事だと思っている」とコメントした。

 JBCの浦谷統括本部長は「通常通りの申請なので、手続き上は何の問題もない。通常であれば1週間から10日程度でライセンスが発行される」と話した。