「浪速のジョー」がおじいちゃんになる! プロボクサー辰吉寿以輝(20=大阪帝拳)が昨年12月24日に結婚し、7月に第1子の長女が生まれることが4月30日、分かった。相手は香川県観音寺市出身の優さん(19)で、すでに大阪・守口市内で同居。元WBC世界バンタム級王者の父丈一郎(46)にとって次男の長女は初孫にあたる。日本初の親子2代世界王者を狙う寿以輝は、今夏にも初の8回戦を行う予定だ。

 寿以輝は、今夏にも予定される初の8回戦に向けて練習を行っている。当初は2月に試合が組まれていたが、1月にスパーリングで左拳の人さし指と中指の付け根部分にある腱(けん)を損傷。ハードパンチャーゆえの負傷だが、全治6週間と診断されて試合は延期となった。左が使えない期間はマスボクシング(寸止め)や基礎練習を反復。基本に立ち戻ったことで「調子がよくなった」。4月から左の練習も再開した。

 ◆辰吉寿以輝(たつよし・じゅいき)1996年(平8)8月3日、大阪・守口市生まれ。幼少期から父丈一郎の手ほどきを受ける。14年11月にC級ライセンスを取得して15年4月に2回KO勝ちでプロデビュー。昨年10月に無傷の6連勝(4KO)を飾って、A級に昇格した。167センチの右ボクサーファイター。