全日本の22年ぶり海外興行が決まった。全日本は14日、同事務所で会見し、11月16日、台湾・台北ドームで興行を開催すると発表した。9~11日まで、武藤社長と内田取締役が訪台。台湾のコーディネーターと交渉し、決定にこぎつけた。武藤は9日、武藤ファンで台湾ロック界のカリスマ伍佰(ウー・バイ)と対談。地元テレビ局、新聞などメディア数10社が取材に訪れるなど熱烈歓迎を受けた。

 武藤は「伍佰とは新日本時代から親交があるが、正直過小評価していた。あの日は彼がメディアの前に出るということで、対談を台湾の全民放テレビ局がバンバン放送してくれた」と振り返った。台湾ではZチャンネルで全日本の試合を放送しており武藤の知名度も高く、そこに伍佰の登場が重なり注目度が増した。興行当日は地元のプロレスラー新人オーディションも開催予定で、武藤は「台湾の力道山を発掘したい」と意気込んだ。