所属ジムから引退勧告を受けるなど、国内では試合ができなくなっている元WBC世界バンタム級チャンピオンの辰吉丈一郎(38)が、10月下旬にタイで行った再起戦を主催したプロモーターのアンモ氏が3日、今後の辰吉の試合開催について「日本ボクシングコミッション(JBC)の考えを尊重する」と話した。

 辰吉の健康面を懸念し、遺憾の意を表明していたJBCは、2日にアンモ氏と会談。今後はJBCの許可なく辰吉の試合を組まないことを確認したという。

 辰吉の義兄で今回の再起戦の交渉役を務めた徳丸俊逸氏は「タイ側から何の連絡もない。それがないと対応も考えられない」と話すにとどまった。