兵庫県警須磨署は31日、飼っていたニホンザルの首をつかんだり、火を近づけたりといった虐待をしたとして、動物愛護法違反の疑いで神戸市のプロレス団体の男性レスラー(27)ら4人を9月1日に書類送検する方針を固めた。

 同署によると、4人はいずれも容疑を認め「いたずらでやった。サルが嫌がっているのは分かっていた」などと供述している。

 捜査関係者によると、レスラーと団体の練習生(23)、元練習生のアルバイト店員(31)の3人は4月22日、神戸市須磨区にある団体の練習場でサルの首をつかむなどの虐待をし、飼い主のレスラー(31)は市長の許可を受けずにサルを飼った疑いが持たれている。

 この問題は団体に所属する別のレスラーのブログに、サルの首を絞める画像が掲載されたのをきっかけに発覚。ネット上で話題になり、3月に神戸市に通報が寄せられていた。サルは既に福島県の団体関係者に引き取られている。(共同)