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 GP開幕戦>◇26日◇ソウル・オリンピック第1体育館

 今大会限りの現役引退を発表した武蔵(36=正道会館)が、無差別級トーナメント1回戦でジェロム・レバンナ(フランス)に判定負けし、リングに別れを告げた。2回には打ち合いを挑むなど、間合いを取りながら戦ういつもの「武蔵流」とはひと味違う戦いを展開。3回には連打を受けてダウンを喫したが、気合の声を上げながらレバンナに真っ向勝負を挑み、燃え尽きた。

 試合後は「またリングに上がろうという気持ちはない。その覚悟でリングに上がった」と断言。日本での引退試合を計画していた谷川イベントプロデューサーは、「最後は日本で(引退試合を)やってあげたいが、やる気がないなら仕方ない」と、本人の意思を尊重する構えだ。