全日本は10日、都内の事務所で会見し、KENSO(36)、KONO(30)組が来年1月3日の後楽園大会で曙(41)、太陽ケア(35)が持つ世界タッグ王座に挑むことを発表した。KENSO組は、7日に閉幕した世界最強タッグ決定リーグ戦に優勝。諏訪魔、浜組との決勝は、本来ならフォール負けのところをレフェリー失神で免れたり、ヒール軍団ブードゥー・マーダーズの乱入に助けられるなど、いわくつきの勝利だった。それでも、団体は慣例に従って同王座挑戦を認めた。

 試合ではアシストを仰いだ形だったが、タイトル戦ではクリーンな戦いを宣言した。KENSOは「(仲間の)介入はまったくない。予定していない」と言い切り、乱入した場合は「ぶん殴ります。この言葉が真実であると期待してほしい」と訴えかけた。とはいえ、これまで悪行ざんまいだったブードゥーが絡む試合だけに、一筋縄でいかないことは間違いなさそうだ。