<全日本:プロレスLOVEin両国>◇20日◇東京・両国国技館◇9試合◇9000人

 3冠ヘビー級王者の秋山準(42=ノア)が、挑戦者・武藤敬司(49)を18分21秒、体固めで破って3度目の防衛に成功した。

 秋山が試合開始と同時に岩石落とし、ランニングひざ爆弾、エクスプロイダーで速攻。だが、武藤はエプロンでドラゴンスクリューで反撃。その後も、秋山の右ひざに的を絞ってドラゴンスクリューを連発、足4の字固めで痛めつけた。

 右ひざを痛めて足を引きずりだした秋山だが、逆にその右ひざでランニングひざ爆弾を連発。武藤が繰り出す連発のシャイニングウイザードに耐え、月面水爆は胴締め式前方首絞めに切り返した。最後はエクスプロイダーから、必殺のスターネスダストでとどめを刺した。

 秋山は「うれしさと寂しさがある。勝ったけど、まだ武藤敬司は超えていない」。観客動員で低迷するノアを先頭に立って引っ張っている。「こうして話を聞いていてもらえるのも、ベルトがあるから。テレビ放送のない状況で、ノアの名前を出して、もっと外に向けて発信していかないと」と話した。

 全日本の切り札として3冠ヘビー奪還に乗り出した武藤は、9年1カ月ぶり3度目の戴冠はならなかった。「切り札が、ちょっとさびついてただけだよ。また、磨けばいいだけのことだ」と振り返った。