<プロボクシング:WBA世界スーパーフライ級タイトルマッチ>◇31日◇東京・大田区総合体育館

 WBA世界スーパーフライ級8位の河野公平(32=ワタナベ)が日本人キラーをKOして王座奪取に成功した。

 王者テーパリット・ゴーキャットジム(24=タイ)と対戦。開始から打ち合いの展開となったが、4回に右アッパーでダウンを奪う。立ち上がった相手から、今度は右フックで2度目のダウンを奪取。最後はラッシュで同回3度目のダウンを奪い、2分8秒KO勝利した。

 3度目の世界挑戦。前評判は低かったが、元世界王者の亀田大毅、清水智信、名城信男を破った日本人キラーを大番狂わせの完全KOで場内を沸かせた。「(渡辺)会長に3度のチャンスをいただいた。世界戦に2度負けて、今度どうしようと思ったときに支えてもらった仲間に感謝しています」と涙を流した。