<プロボクシング:東洋太平洋フェザー級王座決定戦12回戦>◇28日◇東京・後楽園ホール

 同級1位となる元WBA世界スーパーバンタム級王者の李冽理(31=横浜光)が新王者となった。

 同級5位の石川昇吾(30=新日本木村)との激しい打ち合いを展開。序盤の4回まではほぼ互角だったが、中盤以降は競り合いにも負けずに的確にパンチをヒットさせ、3-0の判定勝ちで同王座を奪取した。李は今年2月、シリロ・エスピノ(フィリピン)と同王座決定戦に臨んだが、決め手のないまま引き分けていた。

 李は「本当に長くお待たせしてしまった。本当に自分を取り戻せたのかなと思います。自分としてはスタートラインに立ったかと思います。一歩ずつ着実に歩んでいきたい」と話した。