<W-1:両国大会>◇1日◇東京・両国国技館◇観衆7200人

 武藤敬司(51)が、自身のデビュー30周年記念興行で河野真幸(34)に勝利し、W-1王座戴冠を果たした。

 左膝への集中攻撃に苦しめられたが、得意のシャイニングウィザードで流れを変えた。勝負を決めにいったムーンサルトプレスを返されるも、ファンの大声援に後押しされ、ドラゴンスクリュー2連発でだめ押し。最後は18分20秒、足4の字固めで勝利した。

 ベルトを手にすると「プロレスの神様がもう少し一線で頑張れと試練を与えてくれた。強くて、若くて、勢いのある挑戦者を募集します」と口も滑らかだった。試合後には真田聖也、KAI、征矢学が次期挑戦者に名乗りを上げた。