ボクシングの日本スーパーフェザー級タイトルマッチ(9日、東京・後楽園ホール)の前日計量が8日、都内の日本ボクシングコミッションで行われた。

 作家・沢木耕太郎氏のノンフィクション「一瞬の夏」の主人公で知られるカシアス内藤氏の長男で、同級王者の内藤律樹(23=E&Jカシアス)はリミットの58・9キロでパス。挑戦者の伊藤雅雪も58・8キロでクリアした。3度目の防衛戦となる内藤は「スピード勝負になると思うが、技術も織り交ぜて圧勝したい。勝ち方にもよるが、納得できれば日本王座を卒業できると思っている」と話した。伊藤は「体調は万全。自信はある。当たれば倒れると思うし、当てるイメージもある」と王座奪取に自信をみせた。