<リアルジャパン:東京大会>◇08年12月4日◇東京・後楽園ホール

 「2代目タイガーマスク」として全日本マットで活躍したノアの三沢光晴(46)が、初めて初代タイガーマスクと激突した。鈴木鼓太郎と組み、初代タイガーマスク、ウルティモ・ドラゴン組と対戦。15分23秒、三沢がウルティモをエメラルドフロウジョンで撃破し、史上初の初代、2代目「タイガーマスク」対決を制した。三沢は「意識したことはなかったが、やれたというだけでよかった」と振り返った。

 ファン待望の一戦は、三沢への初代タイガーマスクの強烈な張り手で幕を開けた。「目が覚めた」という三沢がエルボーで反撃。短時間の中にも、凝縮した技の応酬に会場のファンが沸いた。「ちょっと物足りなかった」という三沢に対し、初代タイガーマスクは「次はシングルで」と初の一騎打ちを熱望した。(2008年12月5日付紙面から)