新日本は17日、都内の事務所で会見し、IWGPヘビー級王者棚橋弘至(32)が右眼窩(がんか)内側壁骨折で、全治1カ月と診断され、同王座を返上したと発表した。棚橋は16日のG1クライマックス(G1)準決勝(東京・両国国技館)で中邑の左ハイキックを顔面に受け負傷。救急車で都内の病院に搬送され、この日、約3時間に及ぶ手術を受けた。菅林社長は「目を動かすだけで痛い状態。会社としても痛いが仕方がない」と、9月シリーズの全休も発表した。

 棚橋の王者返上により、9月27日の神戸大会でG1優勝者真壁と同準優勝の中邑が、同王座決定戦を行うことも発表された。優勝から一夜明けた真壁は「まずは、優勝賞金(1000万円)でキャバクラで豪遊だよ。中邑が相手?

 お坊ちゃまくんとは、何度やっても同じだよ」と同王座の初奪取を誓っていた。